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冬が近づき、だんだん寒さが増す季節になると、
室内にいても寒く感じられることもありますね。

寒い時期、家の中でも快適に温かく過ごせるよう、
断熱性を上げるリフォームを検討してみませんか。
条件が合えば、断熱リフォームに対する補助金を利用できることもあります。

今回は、断熱リフォームのメリットやリフォームの種類、補助金制度について紹介します。

寒い季節でも温かく過ごせる断熱リフォームとは?

断熱リフォームのメリットとは何でしょうか?
代表的な3つのポイントを以下にお伝えします。

①暖房効率が良くなり、光熱費がお得に

断熱リフォームを行うことで、外気が室内に入り込むのを防ぐため、
冷えを感じにくくなります。

また、暖まった室内の空気が外に逃げにくくなり、室内の温度が一定に保たれるため、
暖房の立ち上がりも早くなり光熱費が安くなります。

省エネ基準の断熱リフォームを行った場合、最大で5割ものエネルギー消費量減少につながると言われており、電気代では年間8万円以上差が出るとされています。

②室内の結露やカビを抑える

寒い時期に暖房をつけていると、結露が発生します。

結露は室内の暖かい空気が窓から伝わる冷気によって冷やされ、空気中の水蒸気が水滴になることで起こる減少です。
結露で濡れた部分を放置してしまうと、カビが発生します。

そしてそのカビが原因でアレルギーやアトピー性皮膚炎等の病気を引き起こすことがあります。
断熱リフォームをすることで、外の冷気が伝わりにくくなり、結露やカビの発生を抑えることにつながります。

③血圧が安定し、病気のリスクを減らせる

人間の血管は寒いと収縮し、血圧が上昇します。
高血圧は心筋梗塞や不整脈、脳梗塞、脳卒中などの病気のリスクを高めます。

そして寒い時期に浴室で気を付けたいことがヒートショックです。
これは急な温度差で身体に負担がかかることで起こります。
暖かい部屋から寒い廊下や脱衣室を通り、そこから熱いお風呂に入ると急激な温度差がありヒートショックの危険性が高まります。

近年、断熱性と健康についての研究が進められており、断熱性の高い家に住む人は、年間を通して血圧が安定していることが明らかになっています。

断熱性を上げることはこういったリスクから逃れることができます。

断熱リフォームにはどんな種類がある?


断熱リフォームには、天井や床下、壁に断熱材を入れたり、内窓(インナーサッシ)を追加したり、外壁や屋根を塗装したりするものがあります。

それぞれのリフォーム内容と費用、工期について見ていきましょう。

■天井の断熱リフォーム

断熱材を天井の骨組みの間に敷く「敷き込み工法」
もしくは綿状の断熱材を吹き込んでいく「吹き込み工法」があります。天井からの冷気を防ぎます。

費用:1㎡あたり約4,000~8,000円程

工期:2~4日

※天井を外す必要がある場合、+20万円以上高くなる可能性があるため、事前にリフォーム業者に確認しましょう。

■床下の断熱リフォーム

床下に潜って断熱材を施工することにより、足元からの冷えを抑えることができます。
床材が劣化している場合は、床材を剥がして同時にやり替える場合もあります。

費用:1㎡あたり約4,000~8,000円程(床下に潜った場合)

工期:床下に潜る場合は1~2日

   床材の張替えも同時に行う場合は3~6日

■壁の断熱リフォーム

壁の内側に断熱材を入れたり、断熱ボードを張ったりして断熱性を高めます。

費用:断熱材を利用する場合、1㎡につき約4千円~3万円

   壁全体を施工した場合、総額80~350万円になる

工期:2週間~1ヵ月

壁の断熱リフォームは、外側から施工するのか、内側に断熱材を敷き詰めるかなどの方法や、施工範囲によって費用や工期が大幅に変動します。

■内窓(インナーサッシ)を追加するリフォーム

元々ついている窓の内側に新しく窓を設置する工事です。
気密性が高まり、断熱効果が上がります。

費用:1ヵ所につき8~15万円前後

   掃き出し窓なら1ヵ所に付き10~30万円前後

工期:1~2日

■外壁、屋根の断熱塗装

外壁や屋根を断熱性のある塗料で塗装します。

費用:外壁なら1㎡あたり2.3~4.5千円

   屋根なら1㎡あたり3~6千円前後

工期:1~4週間

断熱リフォームの補助金制度を活用しよう


断熱リフォームの代表的な補助金制度が、「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」です。
断熱性能の高い建材を使用して、省エネ効果が見込める断熱リフォームを行った場合に、費用の一部が助成されます。
2022年は3月、6月、9月に公募が開始しました。

日本国内であればどこでも使え、対象となるのは戸建て住宅・集合住宅の既存住宅となります。
店舗や事務所、新築住宅は対象外ですので、注意して下さい。

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」補助の対象について〉

補助の対象となるのは、下記の2項目です。

①トータル断熱

15%以上の省エネ効果が見込まれる改修率を満たす高性能建材(断熱材、窓、ガラス)を使用した既存住宅のトータル断熱リフォーム

②居間だけ断熱

居間(生活する時間が最も長い居室)に高性能建材(窓)を用いた断熱リフォーム 申請者自身が常時居住する住宅であること(住民票の写しに示す人物と同一であること)。
ただし、交付申請時に居住しておらず、改修後に居住予定の場合は、完了実績報告書提出時に当該住宅に居住し、住民票の写しを提出することを条件に申請を認める。

この「トータル断熱」と「居間だけ断熱」の違いは、リフォーム範囲と必須断熱工事です。

「トータル断熱」では、壁・天井・床の断熱と窓を改修し、家全体の断熱性能を規定以上にアップすることが必要です。居間を含まないリフォームは認められません。

「居間だけ断熱」では必須改修は居間の全ての窓だけであり、同時に改修する他の部屋の窓や玄関ドアに対しても補助金が出ます。

両方併用はできませんので、住宅全体のリフォームを行う「トータル断熱」にするのか、居間を含めた数ヵ所の窓・玄関ドアのリフォームを行う「居間だけ断熱」にするのか、よく検討されてください。

「既存住宅における断熱リフォーム支援事業」補助額について〉

補助額は、戸建住宅と集合住宅によって以下のように定められています。

【戸建住宅の場合】

1住戸あたり120万円を上限額とし、補助対象費用の3分の1以内が補助されます。

・高性能建材(窓・ガラス・断熱材+玄関ドア)

 ※「居間だけ断熱」の場合は窓+玄関ドア 120万円/戸

 断熱改修と同時に以下の設備を導入した場合、記載した金額を上限に補助対象とされます。

・家庭用蓄電システム 20万円/戸

・家庭用蓄熱設備  5万円/戸

・熱交換型換気設備等 5万円/戸

 ※工事費用は対象外

【集合住宅の場合】

1住戸あたり15万円を上限額とし、補助金対象費用の3分の1が補助されます。

集合住宅(個別)

・高性能建材(窓・ガラス・断熱材+玄関ドア)

 ※「居間だけ断熱」の場合は窓+玄関ドア 15万円/戸

 断熱改修と同時に以下の設備を導入した場合、記載した金額を上限に補助対象とされます。

・熱交換型換気設備等 5万円/戸
 ※工事費用は対象外

集合住宅(全体)

・高性能建材(窓・ガラス・断熱材+玄関ドア+共用部LED)

 ※「居間だけ断熱」の場合は窓+玄関ドア+共用部LED 15万円/戸

まとめ


寒い季節を快適に過ごすために、断熱リフォームはとてもおすすめのリフォームです。
昨今気になる光熱費も安くなり、健康に過ごすことができる断熱リフォームは、一度工事をすると長年その効果が期待できるのもポイントです。

部分的なリフォームで補助金が使えることもあるので、この機会に検討されてみてはいかがでしょうか。

神奈川県・東京都近郊の方で断熱リフォームをお考えの方は、小堺建設までぜひお気軽にご相談ください。

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