小堺建設
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    一軒家、共同住宅(マンションなど)にかかわらず、リフォームをする場合、目的や家族構成に応じてさまざまな種類や方法が考えられます。

    中でもゆったり過ごせる「開放感のある間取り」を望む声は多く、リビング、ダイニング、キッチンを中心に手を加え、広々とした空間を実現しています。

    また、「吹き抜け」をはじめ、「窓」や「ベランダ」を利用して自然光を採り込み、開放感をもたらすことも可能です。

    それでは「開放感のある空間づくり」について、それぞれのポイントについて、見ていきましょう。

    快適で憩いのある生活は「開放感ある家屋」から

    家屋は基本的に、人が寝起きして、生活を営むところです。雨風から身を守る場所でもありますが、快適な暮らしができる、学業や仕事で疲れた心身を癒してくれる、また家族との団らんを楽しめるなど、いろいろな役目を持っているといえます。

    これらを充実させるには、誰もがリラックスできる「開放的な空間づくり」が大切で、いくつかのポイントがあります。

    主なものとしては「間仕切りを少なくし、十分な空間を確保する」「自然光がほどよく入り、空間を明るく照らすために窓を大きくとる」「吹き抜けを設けて、天井を高くする」「「アウトドアリビング(ベランダやウッドデッキ)を作ることで、部屋に奥行きを感じさせる」といった方法が上げられます。

    ただ、建てられた時期やその時の流行(住宅デザインや建材、カラーなど)が異なるため、現存するすべての家屋・物件が、これらの条件を満たしているわけではありません。もし、開放感のある家・部屋づくりをするのであれば、不足している部分を補うためのリフォームが必要になります。

    部屋のレイアウトを見直し、間仕切り壁やドア類を外す

    開放感を向上させるための、最も一般的な方法は「部屋を広くする」ことです。たとえば、室内のレイアウトを見直し、「間仕切り」されている2つの部屋を1つにすれば、広々とした空間が確保できます。なお、間仕切りとは、建築物の内部を仕切ることをいい、そこに使う壁は「間仕切り壁(内壁・内装壁)」と呼びます。

    リビング、キッチン、ダイニング、お風呂、トイレ、廊下、玄関などの各部屋も、間仕切り壁によって区切られており、目的に応じて外したり、動かしたりしながら、目的に合った空間をつくります。

    <間仕切り壁を撤去するリフォームの主な具体例>

    ・間仕切り壁で仕切られた2つの部屋(これ以上の部屋数も可)を1部屋にする

    ・共同住宅(マンションなど)の3LDK物件で、LDKと隣接の1部屋をつなげて2LDKにする

    ・間仕切りで、それぞれ独立していたキッチンとダイニングをまとめて、ダイニングキッチンにする

    <壁を撤去するリフォーム費用>

    ・壁を撤去して、2つの部屋をつなげる:20万~47万円 工期:3日~7日

    気をつけたいのは、撤去できない壁があることです。それは「耐力壁」と呼ばれ、建物の自重による鉛直荷重、地震や台風などが原因の水平荷重などに抵抗し、建物を支える役割を持っています。

    耐力壁には、「筋交い壁」「耐力面材の壁」などがあり、「ツーバイフォー住宅の壁」、「壁式構造(建物を壁で支える構造)の鉄筋コンクリート建造物」含めて、撤去すると建物の構造バランスが大きく崩れ、倒壊しやすくなります。

    自然光がたくさん入るプランニングで開放感を演出

    住まいに開放感を与える方法は、部屋の拡張だけではありません。「新しく窓を付ける(既存の窓を大きくする)」「吹き抜けを設ける」といったプランニングで積極的に光を採り込むと、部屋全体が明るくなり、開放的な空間が生まれます。

    なお、光を意識した部屋には、住む人の気持ちを前向きにする効果があるといわれています。

    <光を取り込むリフォームの主な具体例>

    ・新しく窓を設ける(窓を増やす・広げる)

    ・吹き抜けの設置

    ・キッチンの吊り棚を撤去し、窓を設ける

    <新たに窓を作るリフォ―ム費用>

    ・部屋やリビングに小窓を作る:15万円~ 工期:3日前後~

    ・部屋やリビングに中程度の窓を作る:40万円~ 工期:3日前後~

    ・部屋やリビングに小窓を作る:15万円~ 工期:3日~7日

    <吹き抜けを作るリフォ―ム費用>

    ・吹き抜けのみ設置:150万円~ 工期:2週間~

    ※施工する場所によって異なるが100〜500万円が相場。内容によっては1000万円を超えることもある。

    なお、新たに窓を作る場合は壁を壊す必要があるため、部屋の拡張と同じく、筋交いが入っている場合は難しくなります。また、構造上、平屋では吹き抜けを作ることはできないので注意してください。

    「冷暖房対策」で空間をさらに快適に

    部屋の拡張、吹き抜けの施工、新しい窓を作る(増やす)ことで、家屋(部屋)の開放感はアップします。しかし、リフォーム前より大きな空間が生じるので、部屋全体におけるエアコンやストーブなどの効果が減少し、冷暖房効率はどうしても落ちてしまいます。

    特に開放的な空間を有する家は寒いケースが多く、暑さ以上に寒さ対策は必須。部屋(空間)全体を暖めるより、こたつなどの暖房機を活用するといいでしょう。

    広い部屋や吹き抜けの寒さを防ぐ方法としては、「断熱工法」が一般的です。主流は壁や柱の間に断熱材を入れる「充填断熱(内断熱)」と建物の外側を断熱材で包む「外張断熱(外断熱)」で、木造住宅は前者、鉄骨造住宅では後者が使用されるケースが多くなっています。

    新築など、すでに断熱材が施されている物件なら問題ありませんが、築年数が経った家や部屋だと、断熱工法を採用していないことも少なくないといえます。そのような場合は、空間拡大リフォームに加え、断熱工事もあわせて検討することをおすすめします。

    まとめ

    広々とした明るい空間を有する「開放感のある家」でくつろぐことは、心身を癒し、生活を豊かにしてくれます。家族のコミュニケーションも活発になり、会話の絶えない暮らしが実現することでしょう。

    帰宅するのが楽しみな家は幸せを運んでくれます。
    神奈川県・東京都近郊の方で心地のいい時間を過ごせる空間リフォームをお考えの方は、小堺建設までお気軽にご相談ください。