今、在宅ワークを導入している会社も多く、「おうち時間」の楽しみ方に関心を持つ方が増えてきているのではないでしょうか。

家での仕事を快適にするために、専用コーナーやスペースを設けたり、新しい生活様式に合わせたリフォームを行うのも一案です。

また、通勤がなくなったことによって生まれた時間の余裕で、好きな趣味を楽しむスペースを充実させたり、料理に凝ったりするのも、より豊かなおうち時間につながりそうです。

今回は「おうち時間を楽しむ」ためのリフォームには、どのような例があるのかを紹介します。

在宅ワークに大事なワークスペースをリフォーム

近年、取り入れている企業も多い在宅ワーク。
しかし、在宅ワークに適したワークスペースが自宅にない場合、家族に気を使ってしまったり、集中して仕事ができないこともありそうです。

自宅にワークスペースを設け、積極的に在宅ワークができるようになると、通勤時間を削減でき、家族との時間も増やせます。

ワークスペースのリフォームは、家族で過ごすおうち時間を大切にすることにもつながるでしょう。

ワークスペースリフォームの種類と費用相場は、以下のとおりです。

棚やカウンターを造作するオープン型ワークスペース

リビングやダイニングの一角に棚やカウンターを造作するリフォームです。家事をしながら隙間時間に仕事をする方に向いています。
費用も抑えられるため、ちょっとした作業スペースが欲しい方、一人暮らしの方におすすめです。

＜リフォーム費用の例＞

・棚・カウンターデスク造作　10万円～

・コンセント増設　5,000～2万円

壁造作で空間を分ける半個室型ワークスペース

居室の一部に壁を造作し、ワークスペースを確保するリフォームです。
オープン型よりも視界が遮られるため、オンオフを切り替えやすい特徴があります。
リビングに室内窓付きの間仕切り壁を設置すると、リビングの様子を見ながら仕事をすることも可能です。

＜リフォーム費用の例＞

・間仕切り壁設置（本棚を間仕切り壁に）約10～30万円

・室内窓の設置 　約10～20万円

納戸やクローゼットをリフォームする個室型ワークスペース

個室型ワークスペースは、書斎として独立しているため、最も集中しやすい環境が確保できるリフォームです。
リフォームする場所によっては、リモート会議など静かな環境が必要な場合にも使えるでしょう。

趣味を楽しむプレイスペースをリフォーム

プレイスペースがあると、おうち時間を何倍も楽しめます。
プレイスペースというと、子どもの遊び場をイメージするかもしれませんが、大人が趣味を楽しむ部屋にリフォームすることも可能です。

使っていない部屋があれば、映画を思う存分楽しめるシアタールームやコレクションを飾れるギャラリールームなど贅沢な空間にリフォームできます。

そのほかの例としては、広い土間を作って、アウトドア収納やDIYスペースにしたり、階段ホールの一角にカウンターや造作棚を設置し、読書スペースを作ったりするのもいいでしょう。

良質な睡眠が得られる寝室リフォーム

厚生労働省の調査によると日本人の睡眠時間で最も多いのは6～7時間。1日の4分の1以上は寝室にいる計算になります。
限られた時間で良質な睡眠をとるには、ぐっすり寝られる寝室作りが大切です。

自分たち家族だけの部屋なので、好みをぎゅっと詰め込んだ、とっておきの空間にするのもいいでしょう。

寝室リフォームでは、床材やクロスの変更でより落ち着いた雰囲気を演出し、目に優しい暖色の照明や間接照明で、リラックスできる空間に仕上げるのがおすすめです。

ゆっくりくつろげる和室をリフォーム

畳には、断熱性・保温性・湿度調整に優れている性質があり、夏は涼しく、冬は温かいのが特徴です。
弾力性もあるため、来客時の寝室や子どもの遊ぶスペースにも向いています。

洋室を和室に変更する大がかりなリフォームだけでなく、リビングの一角に和室スペースを設けることも可能です。
い草の香りに癒されながら足を伸ばして休める、そんなほっとできるスペースがあると、よりくつろげるおうち時間を過ごせるでしょう。

和室リフォームをしたら、畳の目に沿って掃除機をかけたり、乾いた雑巾で拭いたりとメンテナンスも忘れずに。

おうち時間で料理を楽しむ！キッチンリフォーム

コロナ禍以来、外食の機会を減らして、家で食事を楽しむ方が増えました。毎日使うキッチンが快適になると、より「おうち時間」も楽しくなります。
キッチンの耐用年数は10～20年。
現在のキッチンは、標準仕様でも20年前より、機能性やデザイン性が優れています。

20年以上同じキッチンを使っている方はキッチンリフォームを検討してもいいかもしれません。
キッチンリフォームで、新しいキッチンや使いやすいレイアウトにすることで、より料理が楽しくなりそうです。

キッチンリフォームの種類と費用相場は以下の通りです。

キッチン入れ替え

コンロや換気扇など部分的な入れ替えやキッチン全体を入れ替えるリフォームです。
リフォームしながら上手に収納を組み込んで、収納力をアップさせることもできます。

＜リフォーム費用の例＞

・キッチンの部分入れ替え　約10～30万円

・キッチンの全体入れ替え　約50～150万円

キッチンのレイアウト変更

壁付けキッチン（背面キッチン）から対面キッチンへの変更などのレイアウト変更、配管工事まで必要になるキッチン移設のリフォームです。
家事動線を大幅に改善して、快適なキッチンに生まれ変わらせることができます。

＜リフォーム費用の例＞

・キッチンのレイアウト変更　約50～200万円

・キッチンの移設　約150万円～

IHヒーターへ変更

IHヒーターが問題なく設置できるキッチンのサイズであれば、ガスコンロからIHヒーターへ変更も可能です。
とくにお年寄りがいる家庭はガスよりも安全性が高く、お手入れが楽なIHヒーターへの変更は人気があります。

＜リフォーム費用の例＞

・ガスコンロからIHヒーターへの交換　約20～27万円

・分電盤の交換など（不要な場合もあり）約50～200万円

・専用回路増設（不要な場合もあり）　約150万円～

まとめ

リフォームは費用がかかるというイメージがあるかもしれませんが、費用は希望のリフォーム内容によりさまざまです。
工夫次第で使い勝手がぐんとよくなったり、ワクワクする空間になったりと、おうち時間を楽しめるようになるでしょう。

「こんなおうち時間を楽しみたい」「こんな暮らしがしたい」「使っていない部屋を活用したい」など、新しくしたいことや改善したい場所が思い浮かんだら、ぜひ一度リフォームを視野に入れて検討してみませんか。

神奈川県・東京都近郊の方でリフォームをお考えの方は、小堺建設までお気軽にご相談ください。